外部センサーが付いている湿度計は、本体の設置場所を選びにくく、通常だと測るのが難しい環境でも湿度を測ることを可能とします。センサーは小さいものだと小指よりも小型のサイズで、狭い場所や家具と壁の隙間などにも入れることができます。またコード部分は細くて柔軟性がありますから、密閉を必要とする冷蔵庫や冷凍庫内の湿度も測れますし、チルドルームや冷凍庫内の引き出しにも入るので便利です。湿度計は温度計と一体になっているタイプだと設置場所、使用環境が制限されてしまいますが、外部センサーが使える製品なら多用途に活用できるようになります。
湿度計の進化は留まるところを知らず、小型化や高機能化に無線化といった進化を見せています。置型タイプのセンサー付き湿度計には、卓上で壁際や床、天井付近の湿度が把握できるメリットがあります。センサー内蔵型の湿度計だと、本体の設置に制限があったり、本体を置いている場所まで出向かないと湿度が分からないというデメリットが生じます。その点、外付け可能な製品なら離れていても湿度が分かりますし、一箇所で複数ポイントの湿度を同時に把握することも可能です。
無線型は5箇所以上の測定に対応する製品も珍しくないので、今後は多点同時の測定が当たり前になると思われます。いずれにしても、設置場所が限られる従来の置型は不便に感じられる時代ですから、製品の購入を検討するなら合理的で使いやすいタイプが狙い目となります。