書類を電子化する動きが、各企業で活発化しています。電子化した方が保管場所が節約できる、合理的に社内で管理できる等、色々なメリットがあります。元々はアナログの資料やビジネス文書も、スキャナでパソコンへ取り込む事が可能です。ただ一方で文書の性質上、電子化に向かない物もあります。

重要書類や社外秘のファイル、機密性が高い契約書などはアナログ状態で保管しなければなりません。上質な紙で作られた書類やファイルや契約書は、いわゆる一般的なコピー用紙に比べて大変長持ちします。ただ、それでも素材は紙なので湿った空気には弱いです。重要なビジネス文書を今後も経年劣化させずに、保管するにはセンサー付きの湿度計が役立ちます。

センサー付きの湿度計を書庫に設置し、担当者が定期的に湿度を確認すれば、湿気による重要書類の変形や変色、害虫の発生などを防げます。書庫が広い場合、複数のセンサー付きの湿度計が必要です。同じ室内でも窓際と出入り口、そして部屋の中央では空気の湿り方が変わってきます。センサー付きの湿度計は良心的な値段なので、必要箇所にそれぞれ設置できるように複数購入した方がベストです。

センサー付きの湿度計は操作がシンプルなので、誰でも扱いやすいでしょう。梅雨や夏の季節以外でも、湿度は突然高くなる事があります。例えば寒さが厳しい真冬でも、結露が発生すると窓際が湿ります。真冬のシーズンでも湿気対策は必要で、必要に応じて除湿器や空調を活用しなければなりません。